Pinocchio考察〜ライブ演出を見る前と後とを比較して〜

こんにちは、ぱんだと申します。

 

rainboW未参戦のため、円盤届いたらPinocchio考察したいな〜と思っておりました。

歌詞のみで行った考察と、ライブの演出を見ての考察とでは異なる結論に至りましたので、前半は歌詞のみ、後半に演出を見ての考察としております。

 

🌟Pinocchio歌詞のみ

【前提】

本当→ひらがな

嘘→カタカナ

ただし、主人公視点の話のため、嘘も本当もぼくの主観。

(※)は書きながら矛盾してるな〜と思った点。

あとでまとめます。

 

1.キミ(B)とボク

『今日"も"ボクは』の歌詞より、現在の話。

ボクはBに一目惚れをする。 

心"は"

→一目惚れというきっかけが明確。恋心は奪われたが、それ以外のものは奪われていない(と思っていた)。

『繋がった糸が絡まないようにね』

→いくつかの恋愛経験があるため、糸(意図)が絡まないように(気持ちに気づかれて警戒されないように)じっくりゆっくり計画を立てて近づこうとする。 

願い通り付き合うことができて幸せなボク。Bに若干依存気味?

Bからの「あなただけ」という言葉を受け、ボクも同じ言葉を返す。

→Bにコントロールされている。(※1)

Bからの「あなただけ」

→本当(に聞こえている)のでひらがな。

ボクからの「アナタだけ」

→Bにコントロールされているのでカタカナ。(※1')

鼻高々

→好きな人と付き合えて自慢げなボク。

 

2.君(A)と僕

『はじめての恋だった』より、過去の話。

心"が"

→無意識に好きになっていたので、恋心を自覚したときには心が奪われたことしか分からない。

近づくだけでドキドキ緊張するようなかわいい恋で、赤い糸が絡まないようにおそるおそる近づいてみる。純粋。

『繋がった糸が絡まないようにね』

→ここでの糸は赤い糸を指す。ヘタな行動してAと繋がっているはずの赤い糸が絡まって千切れないように。


必死に隠していたつもりの恋心はAに気づかれてしまっていたが、そんなこともあったねとAと笑い合うくらいの仲になっている。

→Aと付き合う。

『今じゃヘタだったねとボクも笑ってしまう』

→現在の一人称ボクの登場。現在のボクが過去の恋愛を嘲笑する意もあり。

 

僕からの「あなただけ」という言葉を受け、Aも同じ言葉を返す。

これはわたしの主観で辻褄合わせと言われればそれまでなんだけど、Aはそれほど僕のことが好きなわけではなかったんじゃないかなと思った。

人から好かれている自分が好きなタイプで、バレバレの好意を向けてくる僕に対して、「ふーんそんなに好きなら付き合ってもいいかも」程度?僕もなんとなく向け合う想いの大きさの違いに気づいてたんじゃないかな。(※2)

僕からの「あなただけ」

→本当なのでひらがな。

Aからの「アナタだけ」

→嘘(とは言い切れないけど、心からの言葉ではない)。

鼻高々

→自分を愛してくれる相手に対して満足げなA。

 

3.踊る君(※3)

『ひとつだけの運命』

→Bのこと。

Bは複数の糸の中を自由に操って踊る。

→複数の男と関係を持っている。

『その姿に心を奪われた』

→心を抜き取られる。見惚れるとかではなく、文字通り人間としての良心を喪失。

→人間から心を持たない人形へ。

『ねえ見てよ今じゃボクのほうが』

→ボクも複数の女と関係を持つようになる。

 

4.僕・ボク・君・キミの混在

君(A)とキミ(B)はまだしも、僕(過去)とボク(現在)とが同じ時間軸にいるのはおかしい。

→心を失くして人形になったため、女性の区別がついていない。

→ここに登場する『君』と『キミ』はAとBのことではなく、A・B含めた複数の女性を表すものだと考える。

「あなただけ」「アナタだけ」表記のバラつき。

→人形だから本当も嘘もない。かりそめのシアワセな時間を過ごす。

鼻高々

→嘘で塗り固められたピノキオ。

 

5.この考察の矛盾点

(※3)Bにコントロールされているにしても、ボク主観では本当なのだからひらがな表記のはず。

(※2)Aの気持ちの捏造がひどい。

(※3)踊る『君』

→流れとしても君=Aのはずなのに、君=Bで考えないと辻褄が合わない。

 

🌟Pinocchioライブ演出をみて

【考察の変更点】

・踊る君は誰か?

・僕・ボク・君・キミの混在について

 

1.時間軸について(変更なし)

Bとボク

→上品なドレスにまとめ髪/ハットを被っている

Aと僕

→かわいらしいブラウスに水色のスカート/ハットなし

このことから、ボクが現在で僕が過去なのは間違いなさそう。

Aが初恋でそのあとBに出会うのも歌詞通り。

 

2.踊る君(変更あり)

Bが遊び人と知って心を失ったのは間違い。

鼻高々は自慢げな様子とのダブルミーニングではなく、本来のピノキオと同じように嘘をついていることの象徴。

 

以下ライブの演出より。

Bとボク

『ボクにはたくさんの糸がついている』

Bと出会った時点でたくさんの糸がついているボク

→すでに心を失っており、複数の女性と関係を持っている。

 

Aと僕

『何か僕に隠してることでもあるの?』『君の後ろ姿に、何本もの糸がみえた』

糸をもって踊っているイラストがAの姿。

→複数の男と関係を持っていたのはA。

『星の瞬いたあの夜。ピノキオと同じように、人生で1番嬉しかった夜』

ピノキオが人間になったのも、こんな星が瞬く夜だったっけ?』

→初恋のAに裏切られて心を失う。ピノキオが人形から人間になったように、僕は人間から人形となる。

 

3.表記問題(変更なし)

本当→ひらがな

嘘→カタカナ

ボクからBの「アナタだけ」

→すでに複数の女性と関係を持っているので嘘。

 

Aから僕の「アナタだけ」

→複数の男と関係を持っているので嘘。

 

4.僕・ボク・君・キミの混在(変更あり)

『キミと僕は本当によく似ているね』

→Aに騙されていると知らず幸せに浸っていた僕と、ボクに騙されていると知らないキミ(A)はよく似ているね。

『君とボクは本当によく似ているね』

『ねえ見てよ今じゃボクの方が上手に踊れるよ』

→はじめての恋で、運命、人生で1番嬉しかった等、Aに大きな感情を抱いているボク。Aへの執着心がある。

→好きな人と共通点があると嬉しいし、Aに嫉妬されたい。ボクはAと同じことをし、それを見せつけることでAの気を引こうとしている。

 

5.その他

Pinocchioの話は、ゼペットじいさんがピノキオに本を読み聞かせる場面から始まる。

ピノキオが正直な人間になってほしいという願いを込めて、女の嘘によって男が人形になってしまうという、願いとは逆の話を教訓として教えようとしているのではないか。

 

以上!

考察なんて初めての経験なのでまだまだ気になる点はありますが、歌詞のみのときよりはスッキリした感じがします。

ソロ一つでこんなに考えさせてくる中間淳太さんがすごい!

自分で考える前に他の人のを読むとぜったいに影響されちゃうな〜と思っていたので、読むのをずっと我慢していた考察がたくさんあります!

いまから読むぞ〜!楽しみ〜!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!